guitar base vio

経年劣化で味が出る?

バイオリンやビオラ、チェロなどの弦楽器は、主要な部分が木材で作られています。木材は長い年月を掛けて次第に枯れていったり、収縮、膨張を繰り返すので、同じ時期、同じメーカーで作られたものでも徐々に音が変わってきます。

これを経年劣化としてみるか、それとも「味」が出ているかというのは、人によって意見が別れるところだと思います。

楽器はそれ自体が1つの構造として、音を奏でるのに重要な要素を担っています。弦楽器のように、胴部で音を反響させるような構造の楽器は特に、全体のバランスで音がかなり変わります。
また、楽器は人が使うもの。時には落としたり、ぶつけたりして壊してしまい、修理に出すこともあるでしょう。
同じ楽器でも、完全に同じ使用環境にあるわけではありませんから、それを「味」と呼ぶのならそうかもしれません。

もちろん、そうした「味」が出るまでには時間が掛かりますので、それだけの時間きちんと使える事が楽器の条件です。実は、意外と楽器というのは酷い損傷からでも修理することが可能で、虫食いが酷いバイオリンや、ゆがんでしまったトランペットなど、修理後はきちんと使えていることもあるようです。

当然、その影にはそれだけの修理を行える優れた修理工の存在があります。

楽器に応じて適切な修理を行なうことが出来るのは、プロと言えるでしょう。
そうでない修理工が居るのも事実ですが、じっくりと修理工を選ぶことで、優れた人を見つけるのは可能ですから、慎重に行ってみることをオススメします。